お金の話

ペット保険を14年使った話やめて、貯金で
備えることにした

迎えた日の書類で、何となく入った保険。実際の数字で見直したら、うちの答えは「貯金」でした。

※これは一飼い主の体験記録です。特定の保険商品をおすすめしたり、比較・評価したりするものではありません。保険の要否はご家庭の状況によって異なります。

迎えた日、書類にチェックを入れた

マロンを迎えた日、ペットショップの契約書類に「ペット保険」の欄がありました。チェックを入れたのは、私です。

でも正直に言うと、深く考えて選んだわけではありませんでした。当時の私には保険の知識がなく、「日本人が保険に入るように、ペットも保険に入るものだ」と、無意識に思い込んでいたんです。加入が当たり前、むしろ契約の条件であるかのように感じていました。

そうして入ったのが、日本アニマル倶楽部という少額短期保険会社のペット保険。のちに社名が変わって、SBIプリズム少額短期保険になりました(保険は同じものを継続)。以来、毎年保険料を払い続けることになります。

14年で保険を使ったのは、3回だった

マロンは今14歳。この間に保険を請求したのは、3回です。実際にかかった治療費と、通帳で確認した返金額を、そのまま載せます。

合計すると、実費208,879円に対して、返ってきたのは125,760円。約60%です。残りの約8万円と、治療がなかった年の保険料は、すべて自己負担ということになります。

誤解のないように書いておくと、請求手続きはスムーズでしたし、返金もきちんと振り込まれていました。保険自体に不満があったわけではありません。

気づき:病気は「いつ」かは分からない。でも「いつ頃」なら分かる

転機は、自分自身の保険を見直したときでした。ついでにペット保険も見直してみて、初めて気づいたことがあります。

マロンの病歴を年表にすると、はっきり偏っているんです。6歳までは病気ゼロ。そこから11歳、12歳、13歳と、シニア期に入ってから続いています。病気が「いつ」来るかは誰にも分かりません。でも「シニア期に増える」ことは、統計を見ても、うちの子の実際の年表を見ても、明らかでした。

それなら——発症が少ない若い時期に毎年数万円を払い続けるより、その分を貯金して、シニア期の医療費に充てる方が、うちには合っている。そう考えるようになりました。

3回目の返金を最後に、解約した

2024年4月、できもの手術の返金43,300円が振り込まれました。結果的に、これが最後の受け取りになりました。この返金の後、保険を解約。以後は「保険料の分を貯金して、現金で備える」方針に切り替えました。

迎えた日に何となく入った保険を、14年目に初めて自分の頭で考えて、やめた。遅かったかもしれませんが、「よく分からないまま払い続ける」ことを卒業できたのは、大きな変化でした。

その翌年、一番大きな出費が来た

保険をやめた翌年の2025年、マロン13歳。黄色い鼻水の原因が歯周病だと分かり、抜歯5本の手術を受けました。かかった費用は、保険なしの実費でトータル約13万円

正直、ドキッとする金額です。でも、慌てずに払うことができました。保険料として出ていくはずだったお金を、そのまま「マロンの医療費」として貯めていたからです。うちの場合は、この方法が機能することを、いちばん大きな出費が証明してくれた形になりました。

抜歯手術の費用内訳はnoteで(有料)→

うちの場合は、こうだった。あなたの場合は?

ここまで読むと「保険はいらない」という話に見えるかもしれません。でも、私は保険不要論者ではありません。もしマロンが病気を繰り返す子だったら、保険は間違いなく力強い味方になっていたはずです。うちはたまたま、健康に恵まれた側だった——それだけのことです。

だから、これから考える方に伝えたいのは「入るな」ではなく、「自分で選んでほしい」ということ。私のように、何となくのチェック一つで14年間払い続ける前に、一度立ち止まって、この3つを見比べてみてください。

この3つを全体で見て、保険で備えるか、貯金で備えるか、その組み合わせにするか。答えはご家庭ごとに違っていいと思います。私は入り口までのご案内しかできませんが、うちの数字が、あなたの判断材料のひとつになれば嬉しいです。

まとめ

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