公開 2026.8.27|最終更新 2026.8.27
※獣医学的な内容は公的機関・専門機関の情報をもとにまとめています。個別の判断はかかりつけの獣医師にご相談ください。(迎える前に知ってほしい費用と覚悟の話から)
フィラリアは、蚊が運んでくる寄生虫
フィラリア(犬糸状虫)は、蚊に刺されることで感染する寄生虫です。感染した犬の血を吸った蚊の体内でミクロフィラリア(子虫)が育ち、感染できる段階まで成長したところで、別の犬を刺すことでうつります。蚊が媒介する病気、という点が最大の特徴です。
放っておくと、心臓や肺に住み着く
体内に入った幼虫は、成長しながら心臓や肺の血管に移動し、そこに住み着きます。多数寄生したり慢性化すると、肺動脈が詰まって呼吸困難や激しい咳、腹水などを引き起こし、腎不全や肝硬変につながることもあるそうです。毎年正しく予防していなければ、ほぼ100%感染してしまうとも言われています。
なぜ毎年、血液検査からなのか
ここが今回一番「知らなかった」ところです。もし犬がすでにフィラリアに感染している状態で予防薬(駆虫薬)を飲ませてしまうと、体内にいる大量のミクロフィラリアが一気に死滅し、詰まりやアレルギー反応、最悪の場合はショック症状で命に関わることがあるそうです。だからこそ、予防薬を出す前に必ず血液検査で感染の有無を確認する——これは「念のため」ではなく、安全に投薬するために欠かせない手順なんだと知りました。
うちの場合
うちは毎年、検査込みでフィラリア(5〜11月)とノミダニ予防(3〜5月)を組み合わせています。診察・検査・薬代込みで年間34,844円ほど(詳しくは費用の記事に)。正直、検査だけで安くない金額ですが、「なぜ毎年検査からなのか」を知った今は、省略していい工程ではないと納得しています。
参考にした情報
フィラリアの感染の仕組みや予防については、以下を参考にまとめました。
- 犬のフィラリア症という病気の仕組み(物産アニマルヘルス)
- 犬の「フィラリア症」について 原因や症状、治療法(アニコム)
- 犬のフィラリア、症状と予防、必ず知っておいてほしいこと(KINS WITH 動物病院)
まとめ
- フィラリアは蚊が媒介する寄生虫。放っておくと心臓・肺に寄生し、命に関わることもある
- 毎年きちんと予防しないと、ほぼ100%感染するとされている
- 感染した状態で予防薬を飲むと危険なため、毎年の血液検査は安全に投薬するための必須工程