公開 2026.8.26|最終更新 2026.8.27
※これは一飼い主の家計実例です。地域や病院、犬種、体格によって金額は変わります。あくまで「うちの場合」の目安として読んでください。
お金の勉強で学んだ「現実的な価値観」
私は普段、某プラットフォームでお金の勉強をしているのですが、先日そこのライブ配信でペット保険の話が出ました。配信者の方は「保険不要論者」ではなく、無駄な保険は不要、必要な保険には賛成という現実的な価値観の持ち主だという印象を、以前から持っています。実際、私自身の個人年金保険や生命保険も、その考え方に納得したうえで見直すことができましたし、マロンのペット保険をやめたときの判断軸も同じでした(ペット保険を14年使ってやめた話)。
その配信では「ペットを飼っていい人・ダメな人」という話題にもなりました。詳しい中身をここでなぞるつもりはありませんが、そこで自分の中に浮かんだのは「覚悟」という一言です。ペットは一生涯のパートナー。かわいいから、欲しいからで迎えたあと、その子と何年一緒に生きていくのか、そこにどれだけのお金と手間がかかるのか——それを知らずに迎えるのと、知ったうえで迎えるのとでは、暮らしの安心感がまったく違うと思います。
なぜこの記事を書くか
「犬を飼うと年間◯万円」という記事はよく見かけますが、正直、内訳がざっくりしていて自分の暮らしに当てはめにくいと感じていました。それなら、うちの実例を全部出したほうが誰かの役に立つはず——そう思って、フード・シーツ・サロン・歯みがき・予防医療費まで、レシートベースで一つずつ洗い出してみました。
月々の費用、全部出してみた
ざっくりした概算では出したくなかったので、実際に使っている商品と価格を一つずつ確認しながら積み上げました。
| 項目 | 内容 | 月額目安 |
|---|---|---|
| 主食 | ヒルズ 3kg、Amazonで約2,980円/袋(店頭定価は3,500円前後)、1袋で約1ヶ月 | 2,980円 |
| おやつ | 複数種類をローテーション、1袋298〜398円を月に数袋 | 1,000〜1,200円 |
| トッピング | グラン・デリ(家庭の「おすそわけ」がない日の代替、398円+税) | 約430円 |
| シーツ | 140枚2,000円、1日2〜5枚(散歩の有無で変動、平均約3枚) | 約1,300円 |
| サロン | 月1回のトリミング、5,000〜8,000円 | 約6,500円 |
| 歯みがき | 歯みがきシート 28〜30枚/袋、約1ヶ月 | 約350円 |
| 歯みがきジェル 1本/約1ヶ月 | 約468円 | |
| 歯ブラシ 約600円、半年で交換 | 約100円 | |
| 耳ケア | 耳かきシート 28〜30枚/袋、毎日ではなく2〜3ヶ月 | 約140円 |
| 日用消耗品 合計(目安) | 約13,300〜13,600円 | |
※上の価格は、セールやAmazonの底値タイミングで買えたときの実績です。常にこの価格で買えるとは限らず、仕入れ時期によって変動します。
忘れがちな「予防医療費」
医療費というと、ケガや病気の治療費をイメージしがちですが、それより先に、毎年必ずかかる予防医療費があります。フィラリア予防、狂犬病ワクチン、混合ワクチン——これは元気な子でも避けて通れない、最低限の固定費です。
| 項目 | 内容 | 年額 |
|---|---|---|
| 混合ワクチン | 6種混合、診察・接種込み、年1回 | 10,450円 |
| 狂犬病ワクチン | 注射3,050円+注射済票交付550円、年1回 | 3,600円 |
| フィラリア・ノミダニ予防 | 診察・検査・薬代込み。フィラリア(5〜11月)+ノミダニ(3〜5月)で3〜11月をほぼ通年カバー | 34,844円 |
| 予防医療費 合計(月換算 約4,075円) | 48,894円 | |
正直に言うと、私自身「毎年恒例のあれ」くらいの感覚で、うっすら分かっているようで詳しくは知らないまま続けていました。気になった方は、それぞれ一つずつ調べてみたので覗いてみてください。
合計すると、月いくら?
日用消耗品(約13,300〜13,600円)と予防医療費の月換算(約4,075円)を足すと——
約17,400〜17,700円/月
年換算で約21万円
これはあくまで「何もなければ毎年かかる」ベースの金額です。ここに、シニア期にはケガや病気の治療費が不定期に乗ってきます。うちの場合、6歳・11歳・12歳でそれぞれ56,980〜86,020円の手術、13歳では抜歯5本で実費約13万円——治療費だけで14年の合計は208,879円でした。ベースの固定費に、シニア期からはこうした波が上乗せされる、というのが正直な実感です。
お金以外の覚悟も
費用の話ばかりしましたが、覚悟が必要なのはお金だけではありません。毎日の散歩、毎晩の歯みがき、シーツ替え——シニア期に入ってから増えた躓きや跛行のような体の変化に気づいてあげること。病院に連れて行く時間、看病する体力、そして何より、10年20年という長いスパンで向き合い続ける気持ち。ペットも生き物で、生活のパートナーです。かわいがるだけでなく、その子の一生に責任を持つということだと思っています。
まとめ
- ペット保険の要否は、「必要かどうかを自分の頭で理解すること」が一番大事。メンタル面も含めて(うちが保険をやめた理由)
- フード・シーツ・サロン・歯みがき・予防医療費まで積み上げると、うちの場合は月約17,400〜17,700円、年約21万円
- ここにシニア期の治療費が不定期に上乗せされる。うちは14年で208,879円だった
- 迎える前に費用の全体像を知っておけば、ゆとりある、安心できる暮らしが送れる。ペットも生き物で、一生涯のパートナーだから